「お祖父様?!なぜ止めるのです?!私じゃありません!それに、馬小屋!馬小屋を爆破させたのは?私は城の出入りを禁止されてたのよ?!私に遠隔で馬小屋を爆破させる事は…」

「出来るんですよね?ロージィ様」


興奮気味のロージィに問うのはカロンだ
カロンはカロンで色々調べたみたいだった


「私は疑問に思いました。馬小屋が半壊するような爆発だったのに…馬は無傷でした。数頭爆発に驚いて逃げたみたいですが…不思議ですよね?」

「何も不思議じゃないです。たまたま奇跡的に無傷だったんです」


あの馬小屋には50頭の馬がいる
その全ての馬が無傷…奇跡で済む話じゃない


「貴女は…馬番の青年と何度も淫らな行為をしたそうですね?それと引き換えに青年は貴女の言いなりです」

「な…何を言ってるのです?」


ロージィが動揺している
へぇ…そうだったのか


「馬番は全部吐きましたよ?ポプリがルナ様に向かうように暴走させたり、ルナ様が乗るポプリに吹き矢で針を刺したり、ルナ様が来るであろうポプリの小屋に毒蛇を忍ばせたり、馬小屋に爆弾を仕掛けたり…」


確かに…
思い出せば全て馬が関係していた