「その方法の中に…この城の隠し通路の情報も入っていた。どーゆうことか…わかるかい?」


陛下がロージィに問うがロージィは黙ったまま動かない


「騎士が使った通路は…王族と君のお祖父さんバラットしか知らない通路だ。本来ならな。でも、騎士は女性に聞いたと言っている」

「何が…言いたいんですか?」


ロージィが無礼にも陛下を睨む


「バラットが白状した。君に教えた事があると…ラルムの婚約者だった頃、どうせそのうち知るのだからと教えてしまったと…」

「だから…その女性が私だと?」


クスっと笑うロージィ
まだ自分じゃないと言うのだろうか?


「私以外にも居るじゃありませんか…隠し通路を知ってる人が」


ロージィ以外の女性で隠し通路を知ってる人?
そんな人がいるのか?