ぶっ飛びプリンセス


次の日…
城にロージィを呼んだ

大広間には俺と陛下とカロン
そこに、ロージィを連れたバラットが来る


「陛下お久しぶりです」


ロージィが陛下にお辞儀をする
嬉しそうな表情
なぜ呼ばれたのか分かっていないらしい


「リオン様…ルナ様の事…お気の毒でございます」


ルナの失踪をバラットから聞いたのか…
それとも、知っていたのか…
まぁ、どちらでもいい


「一昨日…城で馬小屋が爆破され、王子の妃…ルナさんが消えたのは知っているな?」


陛下がロージィに問う
俺は基本喋らない

喋ると暴言しか出ないしな


「えぇ、驚きました」


心底驚いて見せるロージィ
それにも凄く腹がたつ


「昨日…ルナさんを拐った騎士が捕まった」

「そう…ですか」


陛下の言葉に少し動揺を見せるロージィ


「その騎士は…町の居酒屋である女性からルナさんを拐う方法を聞いたらしいんだ」

「……」


ロージィが口を閉じた
陛下から視線を外らし黙る