騎士は迷いなく城内を早歩きで歩く
人が居ない…
皆、外の騒ぎに出てしまったのだろうか?
どんどん人気のない所に進んでいく
そして、騎士が立ち止まったのは大きな時計の前
騎士は文字盤を弄る
するとカチリと音がした
そして、騎士は大きな時計を横にスライドさせた
この時計…動くの?!
驚いていると、横にスライドされた時計の下に穴が現れた
穴の中には下り階段…
騎士は迷いなくそこを降りていく
私には何も見えないが…この騎士には分かっているのだろう
しばらく歩くと外に出た
周りを見るとそこは城外
城を囲う塀の外側に出たようだ
あぁ、そっか…今の道は隠し通路
緊急時に王族が逃げる為の道
そっか…私はもう城外に出てしまったのか


