___ピピピッ 一定のリズムで鳴る携帯のアラームで目が覚めた。 あ、朝か…… 1人なのにダブルベットに寝てる自分と、見わたす風景に違和感しか感じない。 起き抜けの身体でリビングに向かうと、もう既にスーツ姿の男性がコーヒーを飲んでいた。 「はよ。」 「お、はよう…… ございます」 まだ意識が曖昧の中、朝の挨拶をするのはいつぶりだろうか。 昨日、急遽決まった同棲…… もとい同居のためバタバタ引っ越しをする羽目に。