私が必死で考えを巡らせていると、男の子が話しかけてくれた。 「どうしたの。 早くおいでよ、円ちゃん」 私が彼を見ると、彼の明るい表情があった。 その顔を見ていると、大丈夫かなって思ってしまって。 優しい言葉に誘われるように部屋の中へ入っていった。 「おじゃまします…」