おじさんは本当に終始いい人そうで紳士的な雰囲気を醸し出していた。
それがあたしの判断を狂わせたなんて、このときはまだ、露ほども思っていなかった。
おじさんはブランド物のキーケースを見せて『車を回してくるね』とニッコリ微笑むと、雨のなか駐車場へと駆けていった。
ザアアアアア―――…
雨足はどんどん激しくなっている。
ホントに、いつ止むのか分からないほど酷い雨。
はぁ〜最悪だよ。
面接はダメだったし、
天気予報は外れるし…
だけど…
そんなときに親切な人に会えてよかった。
おじさんのおかげで時間には間に合いそうだし♪

![Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.809/img/book/genre1.png)
