「じゃー終わりますか」
西崎さんが軽快に膝を叩き、そうしてあたしが立ち上がろうとしたときだった。
「にっしざき〜、な〜にサボってんだよ〜」
突然、頭上からやけにハイテンションな声が降ってきた。
と、同時に仰天した声も降ってくる。
「…ぅわっ! 面接中っ!?」
こっちもビックリして顔をあげると、パーティションの縁の上に生首みたいにひょこっと顔を出してる男の人がいた。
オレンジブラウンの明るい髪色にソフトモヒカンの髪型。
顎には無精ひげ。
顔は面長で顔立ちはいたって素朴な男の人だ。
だ、誰…??
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