それは…
それはきっと…
あたしが福嶋くんをちゃんと信頼しているから。
あたしは福嶋くんという1人の人間をちゃんと見てきて知ってるんだ。
裏表のない性格も、意地悪でぶっきらぼうだけど根は優しいところも、面倒くさがりやのくせに世話焼きなところも。
きっとあたしは西崎さんよりも福嶋くんのことを分かってる。
西崎さん以上に福嶋くんのことを知ってる。
一緒にいた時間はほぼ同じなのに、それでも福嶋くんのほうが西崎さんより近い存在だった。
気の許せる存在だった。
だから…
だからあたしは安心するんだ。
一緒にいて緊張しないんだ。
それなのに…
あたしのほうはまだ…
――…福嶋くんに信頼されていない。

![Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.809/img/book/genre1.png)
