「わわわっ…ふふふ福嶋さん、こここんにちは」



ベルナルドの後をあたふたと追いかけてきたのはここで会ったが100年目、俺を最高にイラつかせる存在“もやしっ子宮下”だった。



「み、宮下さん、どーしたんですか? どーしてココにベルナルドさんが?」



村瀬が目を丸くしながら宮下にたずねる。



宮下の話によると、このベルナルドとかいう外人はイタリア在住の家具職人で、
宮下が勤めるインテリアショップのオーナー・在原さんの恋人なんだそうだ。



で、今回イタリアのミラノと姉妹都市にあたる大阪市で3日後におこなわれるイタリア家具の祭典に特別招待されていて、それに出席するために一昨日来日したらしい。



宮下はそんなベルナルドを、現在、恋人の在原さんの仕事が立て込んでいて相手ができない代わりに観光地に連れて行ったり面倒を見てあげたりしているんだそうだ。








宮下、お前の仕事っていったい…|||(-_-;)