「ああ…可愛いよ」
「え?」
仕事も満足にできないくせに恋愛にうつつをぬかしてるもやしっ子宮下にスペシャルな制裁を思いついた俺はニヒルに笑う。
「但し…」
宮下に耳を貸せとばかりに人差し指で手招きする。
何の警戒心もなしに耳を寄せてきた宮下に、わざと甘ったるい声でささやいた。
「ハダカで俺の上にいるときが……いちばん可愛いけどな」
「…え、ハ、ハダっ…? って…へっ……えぇっ!?w(°□°)w」
ぶっ…宮下の驚いた顔サイコーすぎる。
声裏返ってるし。
今ごろ頭ん中で村瀬の清純なイメージが音を立てて崩れてるんだろうな(笑)
「ああ見えてベッドの上では結構大胆なんだよ」
「だ…大胆!?」
「…テクニシャンだし?」
「テテテテテクニシャンっ!?(◎o◯;)」
衝撃的すぎたのか開いた口がふさがらないままの宮下。
ひょっとして顎でも外れたか?(笑)
まぁ何にせよテメェは大いに勘違いしとけばいいんだよ。
このクソ忙しいときに発注ミスなんかした天罰だ。
「村瀬そろそろ帰るぞー」
「はーい♪」

![Eternal Triangle‐最上の上司×最上の部下‐[後編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.774/img/book/genre1.png)
