――バタンっ…



トランクのドアを勢いよく閉める。



「これで…っ…ふぅ…全部…ですねっ(;^_^A」



荷物をすべて俺の愛車のサ●フに積み込んで、宮下とかいうもやしっ子は息も絶え絶えに言う。



息があがるほどテメェはほとんど荷物運んでねーだろーが。



ひょろひょろひょろひょろしやがって、危なっかしいからテメェが抱えた荷物、俺がほとんど横取りして運んだんだからな。



つかどんだけ体力ねーんだよ。



だから“もやしっ子”なんだろーが!





怒りに震えて握りしめた拳は、鉄拳となって振り下ろされる前に村瀬によって発見され、ひっそりと収められた。







もやしっ子…命拾いしたな( ̄ー ̄)



だが次は命はないと思え( ̄ー ̄)