みんな無言のまま、時間だけが進んでいた。


重たい話をしたせいか傘はネックレスのことは諦めて帰っていった。


「カエル。僕の体は今どうなってるんだろう?」


「ルキの体はまだ病院だ。帰ろうという意思が強くなった時、魂は自然と体に戻ることができる」


「そっか……。危険な状態ではないってことだね」


体は生きている。


戻るかどうかは、僕の意識しだいというわけだ。