あのミサがイジメにあっている光景なんて、僕には想像もできなかった。


いつも明るくて元気でクラスのムードメーカーなミサだ。


ミサの周りにはいつもたくさんの友人がいて、その友人たちを笑わせていたのはミサだった。


「だからミサは普通のお笑いをやめたんだ。それは間違いだってことにも気が付いていたけれど、自分がイジメられないためにそうするしかないと思ってしまった……」