僕と約束を交わしたミミは安心したのか、蛇女の時と同じように消えて行った。


魂が浄化されたのだ。


「ミミはずっと愛菜という子の事が気になっていたんだな」


2人に戻った家の中、カエルが熱いお茶に苦戦しながらそう言った。


「そうだね」


僕はぼんやりとテレビを見ながら返事をした。


「どうした、元気がないな? ミミがいなくなって寂しいのか?」


「まさか。冗談はやめろよ」


僕はしかめっ面をしてそう言った。


「言っておくが、約束は果たせよ?」


カエルがジッと僕を見つめてそう言った。