「勘違いしないでください。愛菜ちゃんは元々そう言う、1人じゃ決められない性格をしていたんです!」


ミミが慌てたようにそう言って来た。


「ミミの言っている事を信じるとしても、僕にはなにもできない。愛菜のそういう性格を変えてあげることもできない。だって僕は今、この町に暮らしているんだから」


「それでも!!」


ミミは大きな声で、すがるような目で僕を見て言った。


「それでも、いつかルキさんがあの町に戻った時に、愛菜ちゃんを支えてあげてほしいんです!


 愛菜ちゃんは好きと言う気持ちを伝えなかったけれど、今でもルキさんの事が好きなんです!」