3人でどうにか家まで戻って来た後、僕とミミは交互に風呂に入った。


冷えてしまった体をしっかりと温めてから、ようやくミミと僕は向き合うことになったのだ。


「愛菜ちゃんは、人に合わせないと不安になってしまう性格の子です」


ミミは僕の前で正座をしてそう言った。


テーブルの上にはニンジンチップスが置いてあるが、それに手を付けようとはしなかった。


「それが、僕となんの関係があるの?」


僕はできるだけ優しい口調でそう言った。


ちゃんと最後までミミの話を聞いてあげるつもりだ。