「そう。生と死の狭間だ。魂になってウロウロしている間にこの町に迷い込んだんだ」


そうなのだろうか?


僕はまだ生きている?


「でも、あの蛇はもう死んでいたんだよね?」


そう聞くと、カエルはグッと言葉に詰まってしまった。


「確かに、あの女は死んでいた。だけどルキは違う。死んでなんていない」


カエルは自分自身に言い聞かせるような口調で、そう言ったのだった。