__ガチャッ__


扉を開け、あたしは建物の中へと入る。

入口の壁に設けられたスイッチを押し、室内の灯りを付けた。

1坪にも見たいない、小さなスペース。

ここは、レンタル倉庫だ。

中にあるのは、数箱のダンボールたち。

あたしは、そのダンボールの1つを開く。

その中には、無数の手紙とノートたちは詰め込まれている。

その中でも、真新しい手紙を手に取り、封を開く。

便箋には、見慣れた文字たちが並ぶ。

この手紙には、キミの悲痛な叫びたち綴られている。

キミは、どんなに苦しかっただろう。

キミは、どんなに悩んでいたのだろう。

キミは・・・

ごめんね、わかってあげられなくて・・・

やっと、傍に居れたのに・・・