それを聞いた彩人さんが納得したのか頷きつつ返事をくれる。

「金山さんの妹さんなら大丈夫だな」
「えぇ、写真の悪用なんてしませんよ。今日の麻里花を直に見れないのが悔しいからせめて写真を送ってくれって頼まれまして」

苦笑して返すと、彩人さんは聞いてきた。

「麻里花と金山さんの妹は仲が良いのか?」

「えぇ、麻里花は2人にとってもう1人の姉みたいなものですね」

「私にとっても妹みたいなものよ!だって保育園児の頃から知ってるんだもの。とっても可愛い双子の女の子よ」

そう言って微笑んでる麻里花に、彩人さんも微笑んでいる。

「それならせめて、二次会に呼んであげたら良かったな」

うーん、それはマズイですね。

「うちの双子が来ると別の騒ぎになりますから、呼ばなくて良いんです。2人も分かってて留守番してますから」

そう言うと、私の言葉に悠斗さんと専務が理由を聞いてくる。

「「どんな騒ぎになる?」」
男性陣2人が聞くので、手早く説明するために私は手元のスマホいじる。

ちょうどこの間撮影したという写真を送ってきたから、それを見せることにした。

「これがうちの双子ですよ」

そう、うちの双子は双子モデルのshi→とyu→
写真の時は大人可愛い風になっている2人。
だが、実際はまだまだお子様である。

「「この双子が妹なのか!」」

えぇ、そうですよー。

「ね?最近売れ始めたから騒ぎになりますよね」