「冗談はやめてよ」 苦し紛れにそう言うと、 「冗談だと思うなら、そう思っておけ」 なんとも投げやりな言葉を吐かれる。 だけど淳太君はそれ以上赤木さんに対して何か言うつもりもないらしく、やっと服を着てくれる。 いつものよれたTシャツだ。 これを着ると淳太君の魅力は三割減になる。 ざまあみろだ。 心の中でにやついたつもりだが、顔に出ていたらしい。 「お前、何笑ってる?」 不満そうに淳太君が言い、 「淳太君、ダサいなと思って」 わざとそう言って笑っていた。