淳太君はここに居ればいいだろなんて簡単に言うけど、あたしは一応女の子。 淳太君に変な気を起こされたりしたら…… そんなことを考えるあたしの胸の内を読まれてしまったのか。 淳太君は魔術でも使えるのだろうか。 相変わらずほくそ笑みながらあたしに言う。 「大丈夫だって。 俺がのび華なんて襲うはずねぇだろ」 そうだよね。 あたし、何を考えていたのだろう。 淳太君にとって、あたしは嘲笑の対象「のび華」でしかないのだから。 「のび華」 久しぶりに聞いたそのあだ名に愕然とした。