次の日、完全に仕事に身が入らなかった。 それは晴哉さんと付き合い始めたからではない。 淳太君とキスをしてしまったからだ。 淳太君らしくない甘くて優しいキスを思い出す度に、身体が熱を持ち胸がきゅんと言うのだった。 そして、「きゅん」とは何だ!? 自分の胸に突っ込んでいた。 淳太君を好きになったらお終いだ。 彼は付き合ってもいない女を簡単に抱く人だし、何よりあたしは下僕ののび華。 弱みにつけこまれるのは必至だ。 いや、もうすでにつけ込まれているのかもしれない。