たとえそうだとしても、と、ゆづくんは言った。


「一応しばらく泊まっとけ」

「えっ???」


私が、そう聞き返すと。


「……傍にいろっつてんだアホカス!!!」

「あほかす……!!」


ついに合体されてしまった。

けど私は、くすりと笑って隣にいるゆづくんを見上げる。


「ね、今日のご飯は何にする?」

「……昨日の余りあんだろ」


そんな会話がなんだか新鮮で。


「……えへへ」

「なに笑ってんだ」

「なんかこの会話、夫婦みたい…」

「っ」


思いの外、私の言葉で顔を赤くしたゆづくん。


「あ、赤くなった」


その反応が新鮮で可愛くて指を差して言うと。