白くて、大きな建物から誰にもバレないように抜け出して、一晩中走った。 お陰で、服はボロボロで息は苦しい。 顔を隠すために伸ばした髪は、汗で肌に張り付いている。 視界も何だかフラフラする。 「ヤバ、もぅ、、、無理。」 流石にここまでくればすぐには見つからないと思うけど。。