「風花!大丈夫か!」 「……え?空くん?」 服装検査も終わり、教室に帰ると空くんが慌てた様子であたしの元にやってきた。 「なに?どうしたの?」 「いや、 どうしたのってさっき……」 何だか言いにくそうに下を向く空くん。 「どうしたの?空くん変だよ?」 そう笑いかけると、真剣な顔の空くんと目が合った。 ーーーーえ? ドキッと鳴る心臓。 見つめられたら、逸らせないよ……。 「そ、空くん……?」 「あいつら、知り合い?」