「……これはなに?」 なぜか、あたしの前で立ち止まる佐々木くん。 「え……?」 指さされたのは、あたしのおでこ。 え、そ、そこに何かある?! あたしは慌てておでこに手をやると、温かい何かに触れた。 ん?これは? 「これ。没収ね」 そういう佐々木くんの手には、 「ーーーあ」 あたしの大切なパンダのピン!!! つけてたの忘れてた!!! 没収されちゃった!! っていうか!手!手、触っちゃった!!