そんな佐々木くんに闘いを挑むかのような、挑発的な空くんの声。 え……。副委員長って……。 「何?僕のこと?」 佐々木くんの背後から、ひょっこり顔を出したのは金髪男子。長澤くんだ。 「俺たちの服装や髪には厳しいのに。副委員長が金髪なんて、おかしいじゃんか」 正当な理由を言う空くん。 「えー?そう?僕にはこれが普通だよ」 そんな空くんを、相手にもしていない様子の長澤くん。 「普通って!黒とかのことじゃねえの?」