「………ん!」


いつも通り登校して教室に向かう途中。


廊下で長澤くんに声をかけられたかと思ったら、綺麗にラッピングされた小包を渡された。


「これは?」


「洸太と小森ちゃんに」


「あたしも?あ、でも洸太くんにもなら長澤くんから渡した方が………」


全て言い終わる前に、小包をあたしの手の上に置く長澤くん。


「小森ちゃんから渡して。洸太には伝わると思うから」


だからお願いね!と念押しして長澤くんは行ってしまった。



可愛いラッピング。
あれ、これでもどこかで見たような………。