「あ」 「あ………?」 図書館の返却口に並んでいると聞こえた声。 顔を上げると、見たことある顔、綺麗な金髪。 ーーー長澤くんだ。 「……な、長澤くんも本返しに来たの?」 あたしの後ろに並ぶ長澤くんに声をかける。 あれ、何であたし話しかけてるんだろ。 「……まあ」 そんなに喋ったことがないからか、あたしたちの間に沈黙が流れる。 うわ、何これ気まずい。 佐々木くんと3人だったときは、もうちょっと話しやすそうな雰囲気だったような気がしたんだけどな……。