12時の鐘で消えた王子様








何時間経っただろう。




目を覚ますと、窓の向こうには白い砂浜と青く、大きな川が見えた。




「っ!うみだっ!レン、おきて!うみだよ!」




レンがむくりと起きて窓の向こうに目をやる。




「すっげー………きれい…!」




私たちはしばらく海で遊んだ。




水着は持ってなかったから、泳ぐことは出来なかったけど。