本当に王子のこと好きみたいじゃん。 「礼夢?どうしたんだ?」 さっきから黙りこくってる私に、レンが不思議そうな表情を見せる。 「礼夢が黙るなんて、もしかして熱でもあるのか?」 そう言いながらレンが額に当てようとする手を払い除ける。