「え~」 「えーじゃないわよ、ちょっとだけ。手伝って!お願い!」 僕は一つため息をついていいよと答えた。 本当は今すぐにでも礼夢のところに行きたかった。 でも、母さんのお願いだ、仕方ない。 リビングには、数え切れないほどのダンボール箱がある。 それを見て、なんとなく嫌な予感がした。