「僕?うーん……」 彼はしばらく考え込んだ。 「いろんなよびかたされてるんだけど、しいて言うなら、『王子』かな。」 王子──────。 その時、思った。 私はきっと、この名前を忘れない、と。 それから私たちは毎日のようにこの場所で会った。