『直人、そのノート俺が持って行くよ。ちょうど麻美ちゃんに用があるし』
『翼、マジで?助かる。試合前で部活遅れたら先輩にどやされるんだよ』
『大変だな、頑張れよ』
『さんきゅ』
そんなやり取りの後、神宮寺くんはノートを持ち上げた。
『あ、…』
持って行かれるのではないかと思った私は、待ってもらえるよう神宮寺くんに声をかけようとした時、神宮寺くんがノートを差し出してきた。
『俺のだから字汚いけど』
『え?』
『まだ書き終わってないんだろ?』
『あ、ありがと。…あ、でも先生に用事』
『急ぎじゃないから、ゆっくりでいいよ』
『…ありがと』
『翼、マジで?助かる。試合前で部活遅れたら先輩にどやされるんだよ』
『大変だな、頑張れよ』
『さんきゅ』
そんなやり取りの後、神宮寺くんはノートを持ち上げた。
『あ、…』
持って行かれるのではないかと思った私は、待ってもらえるよう神宮寺くんに声をかけようとした時、神宮寺くんがノートを差し出してきた。
『俺のだから字汚いけど』
『え?』
『まだ書き終わってないんだろ?』
『あ、ありがと。…あ、でも先生に用事』
『急ぎじゃないから、ゆっくりでいいよ』
『…ありがと』
