どうして生きているのか分からなくて、だんだん生きることが面倒になっていた。


それでも生きていたのは、ただ死ななかったからだった。



そんな、ただ死なない毎日のなかで唯一私を認めてくれた人がいた。
神宮寺翼、私の彼氏。


あの時があったから、私は今、笑顔でいられる。