【短】桜の花びらの約束




__手紙の中には、


シンプルなリングが二つ。

「...どうしろ、っていうの、京ちゃん...。」


答えのない問。


京ちゃんが目の前から消えて、いつものことだった。


「...がんばるね、京ちゃん。


...がんばるから。」


机の上に置かれた二つのリング。

それは、私と京ちゃんをつなぎ一緒に未来を見ていける、

唯一のものだった。