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2000/8/5 14:16
「わあ……澪夜ちゃんの家って大きいね…」
柚姫の呆気に取られたような声が私の家のリビングに響き渡る。
あの後私は2人を連れて一緒に神咲魔莉乃について探るべく、私の家へと招き入れた。
公園では笑顔で恢斗と智弘と別れることが出来たが、その後3人で歩き出した時は皆固い表情をしていた。
特に話すこともなく無言で足を進める私達はやっぱり心の中で死の恐怖と戦っていた。
柚姫は、恢斗に言われたとはいえ
必要以上に周りを気にしていた。
…極めつけは、これだった。
横断歩道に差し掛かり
足を止める私達の身に、それは起きた。
私は特に警戒することなく
茜色に染まり始めた広い広い空を
ぼーっと見つめながら
その信号が青へと変わるのを待っていた。
瞬間、空気を揺るがすような
物凄い突風が私を包み込むかのように
巻き起こったのだ。
『…澪夜ぉっ!』
『澪夜ちゃんっ…!危ない!』
吹き散らす風に目を開けられない私の耳にかすかに聞こえる2人の呼びかける声。
