深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~



「そうですか…それでは、こちらも男子2人で行動しますよ」



私達女子の様子を見た恢斗は
智弘を指さす。


「んっ!?…俺も一緒に調べていいのか!?」


恢斗にいきなり名指しされた
智弘が驚いたような声を上げた。


「当たり前でしょう。なにより
その不安そうな犬みたいな表情されたらそう言うしかないでしょう?」


「……ん?犬っ!?」


智弘の間抜けな様子に
皆で大きく笑った。


今日初めての笑顔だったかもしれない。


そんな中、心の中で私は安心していた。


やっぱり、この5人なら呪いなんて
簡単に解けちゃうような、そんな気がするんだ。


ひとしきり笑うと、恢斗は
険しい表情へと戻り


「では、各自解散しますか。…ちゃんとメールを忘れない事と、周囲には気を付けてくださいね」


そう言うと智弘を引っ張るようにして
公園を離れていった。


その途中でくるりと振り返る智弘。


「お前ら…絶対死ぬなよ!5人で生き残ろうぜ!」


そう叫びながら遠ざかる智弘に
私は大きく手を振った。


「うん!絶対呪いを解こう!」


心から願いを込めて、そう言った。