まさかどこか他人事だと思ってた
幽霊トンネルの呪いに
私達が巻き込まれただなんて…
昨日の私からみれば想像もつかなかっただろう。
「…じゃあ、私は“神咲魔莉乃”について…身の回りの人との関係を調べてみる!」
私の言葉に続けて
「私はトンネルについて過去の事件等を
取り扱ってる市立図書館にでも行ってみますか…」
と、恢斗が私に答えた。
「え、ええっと…私は…」
両手を胸の前で組み、不安げな柚姫。
この状況に不安と恐怖を隠せない様子だった。
まあ、その反応が普通なんだろう。
私だって考えれば怖くて仕方ない。
例えば背後からまたナイフが飛んでくる可能性だってありうるんだから。
…でも皆頑張ってるんだよ?
自分だけそんなか弱いです、って感じで
人に任せ続けていいの…?
この状況だから、余計に腹立つよ…
なんて、柚姫に若干の不満を持ってしまった事もこの状況のせいにする私。
…だめだ、こんな事考えたら。
ぶんぶんと自分の醜い考えを打ち消し、
「柚姫。…うちに泊まっていく?…一緒に神咲魔莉乃について調べない?」
