莉香が口に手を当てて
わなわなと呟いた。
「……」
突然の凶器の登場に
いっきに黙り込む私達。
私達は甘く見ていたのかもしれない。
私は呪いに巻き込まれたとは
どんな事を意味するのか
やっと理解させられた気がした。
やはり実感がわかなかった中、銀色に光る人の命を狩るナイフの存在が
なにより恐ろしかった。
呪いに巻き込まれた……。これはもうほぼ確定だろう。
つまり私達はこれから……
「…なるほど。私達は24時間見えない何かに命を狙われ続けるという事ですか……」
恢斗の一言で
私の考えは正しかったのだとわかる。
そう、こんな警戒する場所ではないはずの
公園でナイフが降ってきたなら
これからもそういう事が起こるのではないか……?
それはつまり、いつ死んでもおかしくないってこと。
たまたま当たらなかったけど
もし次ナイフが降ってきて、体に突き刺さったら……?
