「いや…」
なんて考えてた時
智弘が私に向かって言った。
「松林のことも夢に出てきたんだろ?…それにいろいろ引っかかる部分もある。……なら、それに縋って少しでも噂を調べようぜ」
智弘の言ったことを聞いて
ほっとした。
信じてくれた……。
皆して疑われたらどうしようかと思った。
「とにかくもう、授業どころじゃないですね……明日から夏休みですし
いっぱい調べる時間はあります。
……それまでに死ななければの問題ですけど……」
そう恐ろしい事を口にした恢斗は
酷く真っ青だった。
堂々としてる恢斗だから、こんな動揺してるのは意外だった。
でもこんな状況で
正気を保っていられて、冷静に噂を調べる、という方向に事が進んだのは
他ならぬ恢斗の冷静さのお陰だ。
「死ぬとか……まだ現実って感じがしないわ……今日零時に死ぬかも、なんて……」
莉香も涙を堪えてる、といった
感じで小刻みに震える体を両手で押さえつけていた。
「…極力外へは出ないようにしましょう。それと、1時間おきに生存確認としてメールを私に送ってください」
