多分莉香もどうしたの、とは
聞いてたけど少なからず
その可能性の事をわかってるはず。
再び聞こえる金切り声。
「う…うぅ……どうしよう……ねえ、澪夜ちゃん…莉香ちゃんっ……!」
駆け寄ってくる柚姫は
真っ青な顔をしていた。
クラスメートはチラチラこっちを
見ていたけど
そんなことも気にしてないくらい
柚姫はパニックに陥っていた。
その様子に莉香が息を呑んだのがわかった。
「……ねえ、なにがあったの……?」
恐る恐る聞いた私。
近くには智弘と恢斗もいた。
やっぱり2人とも面持ちは暗くて。
私の中である可能性が大きくなっていった。
「ま、まつばやし、くんがぁ……っ」
…柚姫…
どうかその先は言わないで……
松林君、その名前を聞いた瞬間
私の中の疑惑は確信へ変わってしまった。
涙がこぼれ落ちそうになるのを
堪えて自分の手を握りしめる。
柚姫はふるふると震えながら
俯き、口を開く。
「松林君が…………………………………しん、じゃった……のぉっ…!」
