…そっか…
私だけじゃなかったんだね。
莉香も同じ気持ちだった事にほっとして
「うん。無事だよ。私も忘れられなかったもん。……あ、それでね、実は……」
笑って莉香の質問に答えると、
ついに切り出してみた。
そう、あの夢のことについて。
結局今の今まで話そうかどうか
随分迷ったけど
学校へ向かいながら、
莉香に今朝見た
夢とはいえないようなリアルすぎる映像について話してみた。
「…なるほどね…夢でトンネルの秘密にふれたかもしれないってことか…」
話し終え、疲れた舌を舐めて湿らす
私に、莉香は考え込むような仕草をとった。
…信じてくれるか不安だったけど
莉香に話してよかった。
『私…夢で松林君が大変な事になってたのを見た…かも』
なんて言えばいいか
わからなくて、しどろもどろな説明だったけれど
その時の莉香の驚いた顔は
なにより嬉しかった。
ちゃんと、信じてくれたから。
