不気味な笑みを浮かべた恢斗が
警察官達と
なにやら話している事はわかるが
声が小さくなったのか
内容は聞き取れない。
「ねぇ、恢斗はなにする気なの?…こわいよぉ…」
「しっ。柚姫、声大きいってば」
柚姫を止める莉香の瞳も
不安げに揺れていた。
「どうも、終わりました」
「…うわっ!?」
しばらく後ろを向き会話を交わしていた
私達に不意に声がかかり、
死ぬほど驚く私達。
「お、おお恢斗。…あれ、警察官達は?」
…えっ、いない!?
智弘に言われ、トンネルの方へ
視線を向け、目を疑った。
トンネルの前を塞いでいた
警察官5人が誰1人いなくなっていた。
