『キャハハハ!そう答えると思ってたよ。
だからね、面白い事思いついたの』
何故媛乃は他の皆ではなく
私に接触してきたのだろう。
会話を続ける媛乃に返事は返さず
私はただ、恐怖に耐えていた。
助けてくれる人は誰もいない。
ここには、この空間には
今私と媛乃しかいないから。
嫌…怖い…
幽霊とたった2人きり。
こんなにも怖い事ってないと思う。
そういえば澪夜とお化け屋敷
行った時も澪夜と一緒に震えがってたっけ。
また行きたいなぁ…
私は私が思っている以上に
澪夜が大好きみたいだ。
なんて現実逃避に走っている
私のその思考は次の媛乃の
言葉で停止する事になる。
『いい?よぉく聞いて。あたしね、
神咲澪夜は絶対に殺すから…きゃはっ!』
