莉香が心から私の事を親友と思っていて
くれたなら
とても嬉しい事だけど…
私は、莉香の力になれるの?
受け止めてあげられるの?
私だけいつもいつも助けられて
私は助けてあげられなくて…
そんなの、もう。
「うん…そうだね。私と莉香はずっと
親友。いちばんの親友」
もう、嫌だ……!!
変わりたいんだ。
魔莉乃達も莉香も媛乃も。
皆助けられるような私になりたい。
私はもう、頼ってばかりじゃない。
そう心に強く刻んで
運命の時間まで智弘と共に過ごした。
「明日は皆で恢斗の料理を食べような」
「楽しみ〜!絶対恢斗張り切っちゃうよ」
「あいつ異様に料理うまいもんな」
「ね。明日が楽しみだよ…」
「明日、な。」
「うん」
“明日”ーーーーーー
