それからどうやって家に帰ったのか よく覚えていない。 家のベットに潜り込み私はずっと ぼんやりと考えていた。 男達の存在と、魔女と、媛乃。 私の村が脅かされている…? こんな話ただの嘘かもしれないけど 何故か胸がざわざわしていた。 「媛乃…」 親友の名を呼び彼女の顔を思い出す。 私は、どうすればいいんだろう。 どこか生半可な気持ちで男達の話を捉えていた私は 次の日これがただの嘘やでまかせでは 無いことを思い知ることになる。