自分が呪いの原因だなんて言われても
心当たりが全く無い。
私は絶対に何もしてないのに
信じてもらえる術なんて知らないから
私はソファーに置いてあるクッションに顔を埋めてただ泣き喚いているだけ。
ひりひり痛む胸と鼻。
薄く空いた窓から吹く風が私の頬から下へ
次々と降りていく涙の雫を乾かしていく。
もう、疲れた。
こんな状態で
皆で仲良く呪いを解くなんて無理。
少なくとも私はもう莉香や
皆に合わせる顔がない。
私が3人を殺したんだ。
覚えがないから余計に辛い。
自分が原因となる理由がわからない。
もうわからない、わからない、わからない。
涙のせいでぐらぐら揺れる頭の中で
私の精神状態は親友から切り捨てられた事で
崩壊寸前まで来ている。
