深夜零時の呪い~止まらない負の連鎖~



ずっと親友だと思ってた。
ずっと傍で一番近くで
支えあっていけるって思ってた。


大好きな親友から投げられた“人殺し”
の言葉は深く深く心に突き刺さり
血のように涙があふれる。


「なんでぇ…私は、なにもして、ない…」


私がなにをしたのだろう。
呪いの原因となる理由が思い浮かばない。


『知らないわよ。媛乃に聞いて?
もう切るわね……もう話しかけないで。
あんたなんか親友じゃ…ないわ』


「まって…莉香…」


ぶつっと切れた通話。
これは莉香との繋がりが切れたのと同じ。


「…わぁぁぁぁあぁぁっ!」


光を失った携帯を抱きしめて
誰もいない家で泣き叫ぶ。


なんで私がこんな辛い思いをしなきゃ
ならないの?